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「…涙(ルイ)君」 男子生徒の一人が、茶髪の少年に言葉をかけようとするが、 「霧島君に謝ってよ!!新しく入ったクラスメートなんだから仲良くしてよ!!」 と、キッと睨む茶髪の涙という名の男子生徒。 …いや、別に謝罪もなにも、クラスメートと仲良くするつもりはないんだが…。 何と言うか、余計なお節介だ。僕はこれでも、国のトップ機関にいたというのもあり、それなりに強い。 やめるよう言おうとも思ったが、段々面倒くさくなってきた。仕方ない…。自分のことながら、僕の意見を聞きそうにないクラスメート三人をあえて、近くの机に、もたれて僕は傍観することにした…。 .
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