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「な、なんだよ!!?どうせ、ハッタリのくせに!!」
……本当にバカとしか言いようがないな
「…本当にそう思いますか? まぁ、それはそれで構いませんが…
これ以上、騒ぐようでしたら‥
そうですね…」
僕は言葉を一端切り、周りを見渡す‥
「そうですね。このクラス全員の個人の…
プライベートの秘密をネット上で全国配信というのは、どうでしょうか…?」
ニコリともせず、淡々と告げられる言葉は冷たい…。
「な゙!!?」
「…まずは手始めに、僕に絡んで来た君と君。手前にいる君は、山崎建設会社の次男、山崎 徹。
過去に幼なじみを強姦、父親はそれを金で揉み消し。その他数知れず問題を起こしている…」
「そして、山崎君の後ろにいるのは富山株式会社の長男、富山 雅文。
君は、富山株式会社の権力を使い、気にいらない者にはリンチ‥。精神的に追い詰め、過去に被害にあった一人は現在、精神科の病棟に入院中。
一人は自殺。そして、もう一人は自主退学…。」
僕が淡々と告げていく中、二人だけでなくクラスメートらも顔を青ざめていく…
そりゃ、そうだな。丸っきり個人のプライバシーがないからな。誰も知らないはずの秘密が、
こうも、他人にだだ漏れなんだ。青ざめるのも無理はないか‥
「な、なんで知ってんだよ!!?お、親父が金で揉み消したはずなのに!!!」
「そ、そうだよ!!!何で知ってんのさ!!?」
信じられないといった驚愕の顔で二人は、僕に突っ掛かる…
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