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「そして、俺が見た信じられない光景っ!!!
それはあんなに騒いでたクラスメートらを一瞬で鎮まらせた外部生。霧島 岬っっ!!俺は運命を感じた!!!」
ホスト教師は、オーバーに空をあえぐ仕種をし、僕の両方の肩をガシッと掴む…
いや、あんたがどうだろうと僕はまったく運命を感じない!!だから、さっさと僕から離れろ!!いや、それよりも!!!その口を閉ざせ!!
そんな僕の気持ちも虚しく…
「お前はこのクラスを取り締まる学級委員長にピッタリだ。まさに運命。…………ということで、このクラスの学級委員長は霧島 岬に決まった。異論はないな~?」
ホスト教師は最初は、少しオーバーな演説をし…僕が学級委員長になるのが運命だとか…ふざけたことを吐かす。
勿論、僕はすぐに異論を唱えようと手を挙げたのだが…
「あ゙~…悪いな?委員長。拒否権無しな?」
まったく、これっぽっちも悪いと思っていない癖に!!!な~にが、悪いな?委員長だよ!!?ふざけるな。この…職務怠慢が!!!
このホスト教師、いっぺん海に沈めてやろうか?……はっ!!!ダメだダメだ。今の僕は優等生。これしき事で苛立ってはいけない!!
僕は、一切顔には出さず……心の中で必死に葛藤していた。
ホスト教師を今すぐに海に沈めろ!!と囁く悪魔と…
ダメだダメだ!!今の僕は優等生なんだから、優等生らしく振る舞うべきだと言う…
悪魔と天使の囁きに必死に葛藤していたのであった――…。
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