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「なぁ、結城先生。めっちゃ嘘を教えてるよな?;;」
「う、うん…。てか、あれっていいの?」
そう、担任である結城は岬が学級委員長という役割を何も知らないのをいいことに‥
クラス内での面倒事や厄介事は全て学級委員長が後始末をするのだと、岬に嘘を教えたのだ。
それから、数日後 1-Sクラスの授業態度が良いと‥先生達の間では、もっぱらの噂だった。
というのも、エスカレーター制なので先生達もある程度、顔とかは覚えているのだ。そして、今の1-Sクラスの生徒達は全員、見知った顔。そして何よりも、小・中‥とそりゃもう、とにかく酷かったのだ。
全員が全員というわけではなく、ごく一部の人間だけだった…
主に、岬に一番最初に突っ掛かってきたあの二人だったのだが。人を見下すように少し荒れていたあのSクラスが…
今では、皆がきちんと授業を受けるという…ありえない状況に教師群が涙ぐんでいたことは、勿論岬が知るはずもなく…(←ただ、興味がないため)
結城は結城で職員室に着くなり、すぐに寝るため、知るはずもなかった…。
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