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「…それで、何処に向かってるんです?」 長き沈黙を破ったのはシフォンだった‥。 「日本」 「……何故、日本に?」 シフォンの心底疑問な声にクリフェイドは事もなげに答えた 「日本には満がいる。何かあったときはすぐに呼べるよう同じ国にいた方がいいだろ? それに、このままだと父にすぐにでもバレるからな…? 兄に…ちょっとばかり協力してもらおうかと」 ニッと口角を上げてクリフェイドは言う 「目指すはジル兄さんが経営する日本の月森ヶ丘自由学園…」 「……」 「ジル兄さんなら、匿ってくれるだろうし‥」 「それに、兄さんが僕の頼みを聞かないわけがない」 …どっから来るんですかね、その自信は‥ シフォンは呆れ顔、 「…ですが、どうするんです?金銭面の方は‥? 何しろ、急なことでしたし、お金はそうありませんよ?」 .
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