Ⅰ -1-

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僕のいた機関のトップは室長である僕。その次が副室長のマコーネル。 …話は変わり、最近は何かとムシャクシャしている自分に内心、苛立っていたときの事だ。 同僚…いや、部下達の会話で僕の話が出てきたのだ。勿論、雑談している二人の部下は気付いていない。 僕の話題ということもあり、気になる僕は自然とそちらに意識を集中して耳を傾けていた‥ そしたら、どうだ!! 聞こえてきた会話は、僕がまるで普通の子供らしくないだとか‥、自分にも同じ年の子供はいるが、あんな感じではないとか…。 そのとき、聞いた(←盗み聞き)とき初めて気付かされた。英国の有名大学院を飛び級で卒業した僕にとって、これ以上、学ぶことなんかないのに再度、しかも日本に学生として学園に行くのも、おかしな気がしたが………、 僕は一人でそれなりにやっていける自信はある。金は十分にあるし、勿論、自分で稼いだ金だ。 それに、僕には常に持ち歩く小型のノート型パソコンという強い味方がいる。長年、愛してる僕の相棒だ。 .
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