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―――――‥‥ ――… がやがや… 『右だ!右に行ったぞ!!』 頭上で飛びさかう複数の足音に、慌ただしく切羽詰まったような声‥ ピチャッ…          ピチャン――‥ 頭上のひび割れたコンクリートから水が滴る‥ 薄暗く、湿気がすごい…ゴツゴツとした道を歩く岬は機嫌悪く眉を寄せていた 「…幸村達は何をやっているんだ?」 此処が地下とはいえ、頭上で複数が走りまわれば勿論、下にも響く。それを不愉快に迷惑げに顔を歪める岬の表情からは、幸村達を心配する気持ちすら窺えない‥ そんな薄情な上司に、また一つ溜息つくシフォンだった――… .
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