シラン

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「ほれ」 そう言ってアルベントが玲菜の手に置いたのは、小さな団子虫だった。 「い……やーーーっ!!」 手に乗っているものが虫だとわかった瞬間、いつも冷静な玲菜とは一転、悲鳴をあげながら虫を払いのけた。 「ふ……はははははははは!!」 そんな慌てふためく玲菜の姿を見てアルベントは腹を抑えて笑い転げる。 その様子を見て玲菜はからかわれたのだと気づいた。
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