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「あぁ゛??うっさい…」
次の瞬間には金髪は床につっぷしていた。
茶髪の女のコは手をはたくと
俺に視線を向けた。
「…で、ココどこよ」
俺は首を横にふる。
「知らないよ。俺が聞きたい」
黒髪の女の子も、しゃがんで金髪をつっつきながら、
「ボクも…知らない…」
と呟く。
茶髪の女の子は、どこかの高校の紅いセーラー服を着てた。
紅いセーラー服なんて…
見たことない。
何故か、ふと不安が胸をよぎる。
ここにいる全員、
俺は誰も知ってる人がいない。
そして
紅いセーラー服の高校は、
少なくとも俺の住んでたトコロにはなかった。
としたらこのコは俺とは
遠いトコロに住んでいて…
なのになんで…
「な、なにジーっと見てんのよッ!!変態」
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