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「なノに君ハ…
この状況デ
皆が恐怖シテるとイウのに
何故恐怖しナい?」
「…怖いよ?俺だって」
ただ、
怖い、てどんな感情なのかなって
時々悩むくらいで。
「…フ―ン…」
銀髪はニヤリとしたあと
さて、と声を張って言った。
「自己紹介しまショウョ♪
こノまマデは誰をどウ呼ンでイいノカ解らナい」
マイペースな人だなぁ…
「ボクは…設楽ゆきは」
「「「「ぇ??」」」」
皆が頭の上にハテナマークを浮かべる。
俺が浮かべた理由は、
『したらゆきは』
って名前は珍しいのに
俺と同じだって事。
…皆、は?
「シタラユキハ、って…
あたしもよ…」
茶髪さんがゆっくり言う。
「…俺もだぜ」
金髪が続ける。
「私もデスガ」
銀髪様も言う。
そして俺も
「同じ…」
呟いた。
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