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銀髪様が、 俺をチラ、と見たあと ぷは―っ.とため息をついて 言った。 「…フフン♪クロ、ねェ??」 なんでか 嬉しそうな笑み 銀髪様の特技、含んだ微笑。 少し睨んでみる。 「コワいコワい」 「そこの銀髪!! あんたは、…」 どうしようか 迷ってる巴ちゃんは、 姫に先をこされた。 「操り人…操人(ソウト)」 …なにかがひっかかる。 「なんかひっかかる!!」 ポチも?? こいつも ただのバカって訳じゃない …かもしれない。 ッて思って、ポチを見た。 ポチは操人さんの 胸倉を掴んだ。 あ―ぁ、 操人さんのピシッとした 黒いワイシャツが… シワになる。 黒いワイシャツ、 赤いネクタイ。 でもこの人は似合うんだから すごいよねッて思う。 「なんで俺はカタカナなのに しかも犬なのに お前は漢字なんだよ!!」 そっち?? 「やっぱりアホだね、ポチ」 にやにやした操人さんが 俺を見た。
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