10人

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「んだとチビ!!」 「あ―…唾とぶ、唾」 ちなみに俺165だからね!! ここにいる男が 背ぇ高いだけだし!! ポチが操人さんの 胸倉を放した時、巴ちゃんが言った。 「よぉし!全員名前決まった事だし!!」 「事…だし?」 「どうすんだよ…!?」 「何をシマすカねぇ??」 「下手に動くのは ど―かとおもうよ―」 俺は、黒い壁に背中をあずけて 皆を見渡した。 静かになった皆は。 …操人さん以外 少なからず 焦り恐怖不安 の表情が浮かんでる。 ―――――――.. あれから少し …10分くらいかな たった時。 皆思い思いの恰好でいた。 俺は寄り掛かったまま、 操人さんは何故か俺の隣。 ポチは俺らと距離をおいて あぐらをかいて座っていた。 巴ちゃんは 不安を紛らわそうとしてるのか ドアから離れた角で、 姫と喋っていた。 残りの人たちが倒れてるのは部屋の中心。 生きてるのか死んでるのか 誰も確かめようともしない。
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