10人

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その後すぐ操人さんの腕が離れる。 苦しかったぁ… 目の前には、 緑色の帽子を目まで深く被った 長く白い髭の 小さいおじいさんがいた。 恐らく、この人も 操人さんに 【したらゆきは】とよばれて 否定しなかったことで したらゆきは サン なんだろう。 何故か、 いままで倒れていた人たちも すべて起きていて、 上半身だけ起こしながら 俺と操人さんとおじいさんをガン見してくる。 …どういう状況?? 「…まぁいい… どうせココへも『あの子』が連れて来たんだろう。 シタラユキハを見つける為に」 「…アノ子、とハ…??」 隣をみると お決まりの微笑で操人さんはおじいさんを睨んでいた。 変だけど、操人さんがいる事に少し安心した。
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