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その後すぐ操人さんの腕が離れる。
苦しかったぁ…
目の前には、
緑色の帽子を目まで深く被った
長く白い髭の
小さいおじいさんがいた。
恐らく、この人も
操人さんに
【したらゆきは】とよばれて
否定しなかったことで
したらゆきは サン
なんだろう。
何故か、
いままで倒れていた人たちも
すべて起きていて、
上半身だけ起こしながら
俺と操人さんとおじいさんをガン見してくる。
…どういう状況??
「…まぁいい…
どうせココへも『あの子』が連れて来たんだろう。
シタラユキハを見つける為に」
「…アノ子、とハ…??」
隣をみると
お決まりの微笑で操人さんはおじいさんを睨んでいた。
変だけど、操人さんがいる事に少し安心した。
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