10人

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おじいさんは操人さんを無視して続けた。 …というか でかい独り言のようだ。 …多分もう、この人に俺らは見えていない。 「だが残念だったな!! ワシを連れてきた事は間違いだ!!シタラユキハではないぞ!!さぁ殺すがいい!!その為にココへ呼んだのだろう!!??さぁ早く、早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早くハヤクはやくハヤクハヤク!!!!!!ヒァ!!」 ッ…狂ってる。 巴ちゃん達が耳を塞いだのと ポチの手が おじいさんの腹を殴ったのとは ほぼ同じだった。 操人さんはなぜかニヤニヤしてる。 おじいさんは床に倒れこみ ポチはため息をついた。 巴ちゃんと姫は、 ホッとした様子で 起きた人達の元へ、ゆっくりと向かった。 操人さんが注意しながら 巴ちゃん達を 見ててくれてるから 俺はポチに笑いかけた。 「ん―?ヘタレだと思ってたけど、中々やるじゃん」 「余計な言葉が入ってんだよ!!ココは素直に誉めろよ!!」
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