10人

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まさか 皆、知らない人達同士…?? それはそれで ちょっと恐怖を感じた。 「…見たトコロ、ここはどこかノ建物のヨうですネ」 銀髪の男は 黒いジャケットを脱いで畳みつつ、落ち着いて言う。 この人の奇妙な落ち着きは 嫌な感じがする。 「ひーふーミィ…と 10人くらいデスカネぇ」 「…あたしと、 紅目のあいつと、 長い黒髪のコと、 …ぁ―金髪と、 んでまた紅目の、 怪しいあんた。 が今、起きてるメンツでしょ」 女の子二人、男が俺をあわせて三人が今起きていて あとはまだ、誰か犯人かもしれないし… ホントの事言うと 起こすのも怖い。 残り女の子三人、男二人。 「…ねぇ…ドアがある…」 黒髪のコは 部屋のすみを指差す。 「ホントだ。…なんか…怖い」
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