嫌いという感情

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威圧的な父親は 母親が別れない理由は 自分のことが好きだからだと思っているみたいだった どこまでもおめでたい性格であり 金のために割り切った母親よりは 人間的のような気もした ある意味 悲劇のヒロインのように振る舞いながらまわりを巻き込み 自分では なんの解決もしようとしない母親は 汚い人間のようにも思った 父親を見下し バカにしていた母親にも原因はある 確かに暴力はいけないが 父親も 別の人となら 違った父親になっていたのではないか 私の中で 原点となる両親がもろい泥の存在なので 自分というものも 安定しない
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