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「椿様、黒都さんにお客様が見えています」
「氷景だね…、椿ちゃん通してあげて」
「通せ」
「かしこまりました」
メイドが出て行き、しばらくすると14歳くらいの少年が入って来た。
「御主人ーっ!いったい何処ほっつき歩いてたんですか!500年も捜しまわったんですよ!?」
「だって気付いたら封印されてたんだもん」
「おほん、初めまして…御主人がお世話になってます」
「御主人って…じゃあお前は召使か何かか?」
「はい!俺はコウモリの氷景といいます」
「俺は椿だ」
「氷景はね何でも出来るんだよ」
「へぇ」
「昼間動くのは苦手ですが家事一般は全てこなせます、トマトジュースがあれば」
「は?」
「氷景はトマトジュースが大好物なんだよー」
「吸血コウモリじゃねぇのか?」
「元はそうだったんだけど…トマトジュースブーム?」
「違います御主人、俺だって血を吸うことくらいある」
「おい、キャラ変わったぞ」
「気のせいじゃないですかー?」
「明らかに変わってんだろ」
「はーいはいはいはい気のせいー」
「黒都以上にタチ悪ぃなテメェ」
「俺は御主人の比じゃないぜ☆」
「ん?」
「……………(怒」
これから苦労しそうだ。
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