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改めて聞く彼女の歌声は昨日より鮮明に俺の心に響いた。
歌の題は『夢の始まり』
作詞をしている彼女が何を思ってこの詞を書いたのかはわからないが、聞いていて実に心地よかった。
彼女の名前をまだ言ってなかったな。
ローマ字でMIZUKI、皮肉にもあいつと同じ名前
なあ、瑞季。俺達と同じ年齢でこんな凄いやつがいるんだぜ
しかもお前と同じ名前だ
部屋にはMIZUKIの声が相変わらず響いてる
なあもうひとりのミズキは…
曲はちょうどサビに入るとこだった。部屋中に心地よいメロディが溢れる
持月瑞季は、今何してるんだ?
俺はサビが終わると躊躇なくCDプレイヤーの電源を消した
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