償い

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午前3時 とある学園の学生寮、その一室で男は目覚めた。 まだ外は暗く、人々は夢の中。 そんな時間に彼は目覚めた。 (さて…のんびりもしてられないな。) ベッドから起き上がり、伸びをしてから彼は行動を開始した。 (寝たのは1時ごろだったから、2時間くらいしか寝れなかったのか…。 さすがに眠ぃな…。) 彼はぼんやりとそんなコトを考えていた。 しかし彼の気持ちとは裏腹に、その表情はしっかりとしている。 おそらく彼の決意が現れているのだろう。 シャワーを浴び、着替えを済ませる。 平日であるというのに、彼が身に纏うのは制服ではなく私服。
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