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まず感じたのは衝撃。
何かが背中にぶつかってきたかのような、そんな感覚だ。
(あ…あら?)
そしてその衝撃はすぐに、焼けつくような鋭い痛みに変わった。
なぜかうまく動かせない身体を残し、首を背後に回す。
するとマックの背中に抱きつくように何者がが立っていた。
「う……ぁ…。」
喉が詰まったような感覚。
息を吸うのも、吐くのも、驚くほどうまくいかない。
無理矢理他人に布でも喉に押し込まれたらこんな感じなんだろうか?
そんなコトが、白く染まりゆくマックの頭を過ぎった。
そのとき、どうやら痛みの根源らしき自身の腰の左側で、何かが動いた。
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