形勢逆転

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「くそっ……!バケモノめ!」 両脚に力を込め、踏ん張る。 「うおぁぁぁぁぁぁ!!!」 ひどい傷の痛みを堪え、シャウプの両腕を押し返していく。 突如、シャウプの腕の力が抜け、マックは勢い余ってシャウプに倒れ込みそうになった。 その直後、シャウプの右脚がマックの左わき腹付近を捉え、つま先は傷口を突く。 シャウプの脚力は、その腕力に見合った物を持っていたらしく、マックは吹っ飛ばされる。 地面を転がった後、マックは傷口を押さえて悶絶した。 「ぐぁっあああああっ!!」 尋常ではない叫び声をあげる。 「そんなに痛かったか?」
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