形勢逆転

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「さあな。俺自身よくわからん。それにどうでもいい。 今、良い気分なんだ。この力さえあれば、貴様を殺すコトなどわけはない。」 「良い気分…ねぇ。趣味悪いよな、まったく。 まぁ、いいや。で、その姿が奥の手ってワケなのかな?」 「まさか。こんな素晴らしい力があればとっくに使ってるさ。 これは今、与えられた力。きっと邪悪な敵から国を護るため、神がくださった力なのだ!」 両手を天に翳し、空を仰ぐシャウプ。 この男、アモルエの教えに心酔しているようだ。 「へー。そうかい。」 軽い調子で会話を続けながら、マックは考えていた。
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