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「あららら……しっかりと人を殺めているじゃないですか……
嘘は駄目ですね…
この者を秦広王の所に連れて行き、舌を抜き、地獄道で刑期は600年間
罪を償いなさい!!」
「嫌だああぁぁあぁ~!!!!」
罪人の声は虚しく響く……
「…小町……入りなさい…」
「はい」
そこには、少し悲しそうな顔の映姫がいた……
閻魔といえども…1人の少女なのだ……
「なんで人間は…同じ種族なのに……殺生するのでしょうか……」
「……」
何も答えられない……
動物も、妖怪も殺生はする…
しかし、それは生きていくため……
自分の種を残す為だ…
人間は…殺生に生存の意味は無い……
「……こんな事…今更ですね……」
無理矢理振りきったように、笑顔になる……
曇りのある笑顔だ……
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