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「あなた、沙羅だったわよね?」
「はい。」
「沙羅・・・あなたと逸れてしまった海里?・・・そのあなた達だけよ。」
「動けてるの?」
「そう。あなた達二人は選ばれた人間なの。」
嘘・・・
でも
「何のために?」
「ここ、『ロイヤルタウン』は、地球に繋がってる星なの。天体望遠鏡でも見れないし、ロケットからも見えない...というより見付からないと聞いたわ。」
・・・私ものすごい所へ来たんだ...
「まあそんな事より、あなた達は、ロイヤルタウンを守りつつ、地球も守の!私達と一緒に!」
・・・へ?
「まあいいわ。ついてきて。歩きながら詳しく話すわ。」
私は夢を見ているような気がした。でもどこをひねっても痛いだけでそれ以外なにも起こらなかった。
海里はどこに――。
そんなことを思いながら、ローズの横を歩いた。
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