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「…全く、託志のやつは…
学校と塾で勉強しないでゲームって…
大学に行く気ないのかよ…」
塾へと向かう道中、託志の行動に不満を感じ、ぶつぶつと一人で愚痴を漏らしている拓斗。
―と、その時。
「ん…な、なんだあれ!?…まさか、UFOか!?」
急ブレーキをかけ、自転車を止める拓斗。
その目に飛び込んできたのは、夜空に現れた2つの球体。
1つは、星が見通せない程に黒く、もう1つは、星が霞んでしまう程の輝きを放つ白い球体。
そして、縦横無尽に飛び回る黒い球体を、逃すまいと追い掛ける白い球体。
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