臨時保健医、アイバラ先生

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「うわぁ~~~。最悪、俺もうダメ~~~」 「もう口でヌいてもらえねーじゃん~。」 「シャクハチ最高だったのに~、うわ、無理ぃ~」 ……などと、蘭子先生に餌食になった男子生徒が口々に嘆いていた。 『ンふふvVごめんねぇ~V』 蘭子先生は顔の横でひらひらとてを振り、謝る気ゼロの謝罪をする。 その行動に、女子の大半は舌打ちをし、ステージの上の蘭子先生を睨みつけた。 『うっざ…』 『引っ込めよ、ババァが。』 『色目使ってんじゃねぇよ。』 ………女の争いはネチネチして黒いので、皆さん気をつけましょう。 『そこでぇ~、今日から一年間、臨時のセンセェをしていただくことになりましたぁ。アイバラセンセェをご紹介しまぁすvV』 ステージの脇から、人影が揺らめいた。 『アイバラセンセェvVどうぞvV』
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