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「どうすんだよサカケン!!」
「どうすんだよ…って…」
時間がどんどん過ぎていく。
―― どうにかして100円を手に入れなきゃ…
どうやって?
この駅から自宅まで歩いて帰るのは至難の技だ。
それにカバンをおいて帰るワケにはいかない。
ふいに東が口を開いた。
「なぁ…ロッカー会社に電話してみたら…」
「駄目だ。この会社…営業時間が終わってる。」
「あ…」
「じゃあ…いっそプロミスかなんかで金を借り…」
「ふざけんじゃねーッッ!」
「ふざけてねぇよッッ!!!!」
「どのへん!?どのへんがふざけてないって!?」
「俺の全て。」
「おいィィィッッ!!!!!」
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