序章

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序章

西暦1192年 鎌倉時代 旅の者来たる。 旅の者、黒い鞘を腰に挿している。 「待たれよ」 後ろから声が聞こえる。 旅の者は、振り返る。 町の中にも関わらず、山賊が話しかけてくる。 「何か用か?」 そう問う旅の者。 「着ぐる身、全て置いていけ」 「それは叶わぬ願いだな」 山賊は、一斉に刀を抜き飛び掛かる。 「なら貴様を亡き者にし、剥ぎ取ってやる」 だが次の瞬間だった。 バダッ! 倒れたのは山賊だった。 『豪速剣』 旅の者の名は、神崎 忠信 愛刀:姫丸 『豪速剣』の異名を持つ
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