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ロゼッタの家は代々薬局を継いでいる。だからたいていの薬はすぐに手に入る。
だけど………遠い。電車で5駅。片道620ペリム。そして薬代で1500ペリム。だから全部で………、3000ペリムで足りるよね♪
†-=≡≡≡≡≡≡≡=-†
とりあえず切符~620ペリムは…あった~
改札通って~
<バタン。>
え?
なんで閉じるの?切符入れたじゃん。
「あ、すみません~そこは、故障してます~」
「わかりました…。」
先に言えよ…
そんで、電車、電車~
「よし♪」
乗れた~
5駅だから…20分くらいかな?
†-=≡≡≡≡≡≡≡=-†
着いた…って、何処?
まさか、逆?
はぁ…今度こそ…
えと、5駅で戻って5駅で着くから10駅か…
†-=≡≡≡≡≡≡≡=-†
や、やっと着いた~
「ロゼッタ~居る~?」
「はい~」
「ロゼッタ、薬貰いたいんだ………」
「ロゼッタ~居る~??」
「無視かよ!」
「なによ。レイナには、関係無いでしょ!」
「あるわよ。私はロゼッタの双子の妹よ!」
「はいはい。じゃあ、風邪薬を頂けますか?」
「じゃあ、5日待ってて。」
「5日って、自力で治せるじゃない。」
「仕方ないじゃない。私の力だけでは無理だもの。」
「じゃあ、ロゼッタやパパやママに頼みなよ。」
「いやよ。第一、あなただけよ?こんなに素の自分出してるの。他の人には見られたくないわ。」
「なんで素をそんなに隠すの?」
「恥ずかしいじゃない」
「そっかな…?」
「あ、ミリアさん~」
「やあ、ロゼッタ♪」
「ろ、ロゼッタ、一体、い、いつから…」
「ずっとですわ。強いて言うなら、『恥ずかしい』のあたりから」
いやいや、少ししかいないじゃないか。
「いいところに来た。ロゼッタ、カゼ薬ある?」
「ちょっと待って下さいね~」
†-=≡≡≡≡≡≡≡=-†
「ミリアさん~無いです~」
「え゛?」
「だから、飛竜の角を持って来て下さい。レイナさんも一緒にお願いします~」
「「え~~~~!」」
第二章~トラブルは付き物です。~
~終~
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