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『センセ?・・あのね・・アタシずっと先生の事好きでした!勿論生徒と教師だし、今すぐとは言いません・・卒業したらアタシとっ』
言い掛けると、渡部がくるみを抱き寄せた。
えー!!!
何?何が起こったの?!
全く状況の飲み込めないくるみの耳元で渡部が囁く・・
「ありがとう。僕も君を嫌いじゃないよ!?・・いい匂いだね・・髪、触れていい?」
ふぁぁぁ!!
大好きなセンセに抱きしめられて、好き?って言われて!!あ~んっどうにでもしてぇ(//△//)💕
目を閉じ、コクリ。と頷く。
すらりと伸びた長い指が、セミロングのくるみの髪を優しく撫でてゆく。
その指はしなやかで、触れているのは髪だけなのに、くるみは感じてきてしまっていた・・
髪から頭、頭から頬、頬から首へ・・
ハァッ・・
息が漏れ、我に返り目を開けた。
そこには見つめる渡部。
「瀧ノ内・・?もしこの続きがしたかったら、明日個々へおいで!?ご家族には部活の合宿とでも言っておくといい。」
『えっ?はっ・・はい。』
「それから・・」
更に強く抱き締め、
「この部屋の事は二人だけの秘密だよ?」
くるみは渡部の言葉に頷いた。
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