着信

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 夏休みが終わって2週間ぐらいたった。  俺はいつもの様に仲良しグループと次の授業の間までの暇つぶしをしていた。 ブルルルルル  バックの中の携帯がなった。 「瑞樹。携帯なってるよ!」  彩夏の声に見向きもせず答えた。 「今、忙しい!」 「夢中になりすぎだよぉ」  里香の呆れたような笑い声が聞こえる。  颯太と孝典と俺でフリスビーに夢中にになっていた。 「颯太ーおまえんちの犬の方がうまいんじゃねーの」  孝典のくだらない質問に颯太はいった。 「瑞樹の投げ方が悪いんだよ」 「俺のせいかよー!」 ブルルルルル ブルルルルル 「瑞樹また携帯なってるよー」  2度目の携帯の音に適当に教えてくれる彩夏。 「出会い系か?」  「してねーよ」  颯太、お前とは違うんだよ!  俺は携帯を取り出して開いた。 ――着信2件 早坂昂汰………
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