102人が本棚に入れています
本棚に追加
夏休みが終わって2週間ぐらいたった。
俺はいつもの様に仲良しグループと次の授業の間までの暇つぶしをしていた。
ブルルルルル
バックの中の携帯がなった。
「瑞樹。携帯なってるよ!」
彩夏の声に見向きもせず答えた。
「今、忙しい!」
「夢中になりすぎだよぉ」
里香の呆れたような笑い声が聞こえる。
颯太と孝典と俺でフリスビーに夢中にになっていた。
「颯太ーおまえんちの犬の方がうまいんじゃねーの」
孝典のくだらない質問に颯太はいった。
「瑞樹の投げ方が悪いんだよ」
「俺のせいかよー!」
ブルルルルル ブルルルルル
「瑞樹また携帯なってるよー」
2度目の携帯の音に適当に教えてくれる彩夏。
「出会い系か?」
「してねーよ」
颯太、お前とは違うんだよ!
俺は携帯を取り出して開いた。
――着信2件
早坂昂汰………
最初のコメントを投稿しよう!