亜梨沙

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「瑞樹さん」  亜梨沙の声で振り替える。小走りで駆け寄ってくる亜梨沙。  そっとポケットからハンカチをだし俺の涙を拭う。  その瞬間俺の目からたくさんの涙がこぼれ落ちる。  亜梨沙は何も言わないまま俺の涙を何度も拭う。 「…ごめっ。大丈夫。びっくりさせてごめんね」 「喉乾きませんか?」  亜梨沙は俺をじっと見つめニッコリ笑って俺にいった。
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