亜梨沙

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 亜梨沙の引っ越しは簡単なものだった。  バック1つだけ。 「荷物これだけ?」 「新しい生活だもん。ふたりで選びたいでしょっ」 「それにしても…少なすぎる」 「いいのっ!」  亜梨沙は笑っている俺のオシリを軽く叩いた。  俺と亜梨沙の六畳一間の同棲生活がはじまった――  街中はクリスマスの飾り付けが眩しい季節になっていた。
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