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「あなた、
わざとやってるんですか…
一旦落としておいて
持ち上げるなんて。」
赤い顔を隠しながら
総司は苦しそうに呻く。
春はいつもの如くｷｮﾄﾝ顔だ。
(あたしの気持ちは
ちゃんと伝わったのかな?)
などと、的外れな事を考えて
不安になっている。
総司は両手で軽く頬を叩くと
まだほんのり赤い顔のままで
春を見つめ、微笑んだ。
「嬉しいです。ありがとう。
私はどうやら意外と
ﾔｷﾓﾁ焼きのようですね。」
その笑顔を見て、
気持ちが伝わったことが分かり
春も漸く目元を綻ばせる。
「…あたしもﾔｷﾓﾁ焼きですよ?」
と、笑いながら返事をした。
そのｾﾘﾌに、総司がまた
ｷｭﾝ死にしたのは言うまでもない
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