甘い恋の歌

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自分も寝る支度をしながら 春はぐるぐる考える。 女の感?? とにかく、今電話を かけてきた女子は 明らかに総司に 好意を持っていた。 (総司が隣にいるのが 当たり前だと思ってたけど…) “彼女”と言う単語を 聞いて実感する。 いくら前世から 繋がりがあるとはいえ “付き合っている”というのは いつ壊れても 可笑しくない関係なのだ。 (まして、 総司はモテるみたいだし…) ずっと春を好きでいてくれる 保証なんてどこにもない。 心変わりしようと思えば よりどりみどりな訳で…。 (あたしちゃんと、 良い“彼女”できてるかなぁ? もっと頑張らなきゃなー。) そんなことを考えながら 春は眠りに落ちた。
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