片思い

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20分程竹刀を交え… 「ありがとうございましたぁ!」 春は荒い息を整えながら 実体総司に深々と頭を下げた。 結局春は総司に、 小手も、面も、 胴も、突きも、すべて 取られて終わった。 (くぅ~。悔しいッ! 現代でもまだまだ 沖田先生には敵わないなぁ) 「いえ。こちらこそ。 なんか熱中しちゃって。 小手とか痛くないですか?」 総司が心配そうに聞いてくる。 「大丈夫です!」 春が答えると 総司が笑いながら言った。 「いや~それにしても、 試合運びにくかったですよ! 水無月さん、 よく私の動き読むから…」 「もちろんです! ずっとあたし、沖田先生のこと 見てましたから!」 春は思わず口走ってしまう。 「へ!?///」 総司が顔を赤らめた。 「あ!えっと…今のは…//」 春が自分の 失言に気づいて慌てる。 その赤い頬を見て 実体総司はドキッとした。 (え!?水無月さん。 私の事好きなんですかね!? 昨日も抱きつかれたし…//)
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