仲間と記憶

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「あ、オレ理学部2年の 工藤冬馬って言いまーす! よろしくね!」 イソイソと冬馬も美姫の隣に腰かける 「で、誰が総司の彼女サン??」 「あ…。」 春が答えようとすると、 「この子です。水無月春。」 総司が春の肩にポンと手を置く。 「!!」 冬馬が春の顔をマジマジと見て、 「やべ!スンゲー美人!!」 と、声をあげた。 「なるほどね。」 冬馬はそう言いながら ため息をつく。 「なるほど?」 美姫が不思議そうな顔をする。 「いや、こいつとは 小学生の頃からの 幼馴染みなんだけどね。 1回も女作ったことねぇの。 めちゃくちゃモテんのに…。」 「春と一緒じゃん!」 優が驚き、目を見開く。 「そうなの!? まぁ、だからさ、 相当美人を探してたんだなぁと オレは納得した訳よ!」 「え~。 それでお互い一目惚れなんて なんか運命的…。」 都が手を組み合わせて 目をキラキラさせている。 元来ロマンチストなのだ。 「あぁ。確かに…。 ある意味運命ですよね?」 総司が恥ずかしいセリフを 春にサラリとふってくる。 (いやいやいや!! ある意味確かに運命だけど//) 春は赤面する。 事情を知らない人達から聞くと ただのバカップルに他ならない。
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