仲間と記憶

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「はい、どーぞ。」 総司が春の手を離した。 「えっと…そ、ぅ…」 (んん?何コレ?意外と恥ずかしい) 言おうとしてみて、 春は照れることに気づいた。 段々顔が熱くなってくる。 「総司…は どこに住んでるの?///」 一息に言い切って 春より頭1つ分背が高い 総司を見上げる。 総司は口を開けて固まっていた。 「沖…、じゃなかった、総司?」 春が怪訝な顔で声をかけると、 「まいったな…。」 総司が頭をかいた。 「何が?」 「言わせておいて 私が凄くドキドキしちゃいました」 と、ほんのり総司が頬を染める。 「…///。」 春もそれを見て赤くなる。 総司が笑いながら答えた。 「私は1人暮らしですよ。 今から来ませんか?」 また手を繋がれる。 春は赤い顔のまま ジトーっと総司を見た。 「何ですか?その目つき。」 「変なコトするつもりじゃ ないですよね?」 「心外ですねぇ! そも、変なコトとは何です?」 「う…!!///」 春は何も言い返せなくなる。
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