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「それとも、春の方が
何か期待してるんですか?」
ニヤリと総司が笑う。
「そ、そんなことないもん///」
真っ赤になる春を見て総司は
(少しイジメすぎたかな?)
と、内心思い、
「あなたが嫌がるなら
何もしませんよ。
嫌われたくないですし。
今日はちょっとゆっくり
お話がしたいだけです。」
と、優しく言った。
ね?と春の顔をのぞきこむ。
そんな総司を
春が上目遣いでチラリと見る。
そして、嬉しそうに
コクリと1度頷いた。
「あたしもお話したいです。
家、行ってもいいですか?」
(か、かわいい!!//)
その表情に、
総司は理性が揺らぐのを感じた。
(何もしないって
言っちゃったから
今日は我慢しなくちゃなぁ。
あぁ…辛いですね。)
「じゃぁ行きましょうか!」
そんな邪念を払うため
努めて明るく総司は返事をする。
そして、2人は総司が住む
マンションに向かった。
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