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春が答える前に
もう唇が触れあう。
総司にも、心音が
聞こえるのではないかと思う程
ﾄﾞｷﾄﾞｷして胸が張り裂けそうだ。
けれど春は幸せで
そっと遠慮がちに
総司のｷｽに答える。
総司は春の行動に驚く。
幕末からずっと
春は総司の口付けを
受けるばっかりだったからだ。
(ﾏｽﾞｲ…優しく…できない。)
春の積極的な態度で
総司は理性の糸が
切れるのを感じた。
「!!??」
春は声にならない声をあげる。
総司の舌が
春の舌を激しく絡みとったから。
どうしたらいいか分からず
必死に逃げ回るが
しつこく追いかけられる。
息が苦しい。
そしてｿﾞｸｿﾞｸと
腰に力が入らない。
「ふぅん…///」
春は総司の服を
ｷﾞｭｯと握りしめる。
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