春色平成児誉美

23/38
前へ
/500ページ
次へ
京都に到着した途端に “勇”という名を持つ 男性と出会う……。 今日ここに来ることは運命で 決まっていたのかも知れないと 春と総司は思った。 朝食兼昼食を駅で 軽く済ませてから 壬生の新撰組屯所跡に向かう。 「うー。頭痛い。」 総司はバスの中で 頭痛薬を飲んでいた。 二日酔いで苦しんでいるのだ。 対する春はぴんぴんしており、 呆れた顔で総司に水を渡す。 どこに行っても総司は総司らしい 「ほらっ!つきましたよ。」 「うぅ……。 急に動かないで下さいぃ~。」 2人はいつもの調子で 壬生に降り立った。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4574人が本棚に入れています
本棚に追加