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総司は刺激が強いので
春を見ないように前を向く。
と、フワリと甘い匂いがして
総司の頬に花びらのような
柔らかさが残った。
「???」
総司は今起こったことが
理解できずに春を見る。
「へへ☆総司大好き!」
春が頬を染めて笑っている。
「ッ!!」
(ほっぺにチューされたぁぁ!?)
総司は人の気もしらないで
可愛いことをしてくる春に
愕然とする。
(この子は動く凶器ですよ!)
などと、意味不明な
例えが頭を巡る。
「春…。」
我慢できずに総司が
春の肩に手をのばしかけた所で
コンコンとノックの音が響く。
「入るわよぉ~??」
春の母親だ。
(あ、危なかった~。)
総司は胸を撫で下ろす。
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