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それから2時間後…
「もぉ~。大丈夫ですか?
ほら、お水!!」
ホテルの部屋に戻り
春が総司に水を渡す。
土方に豪語した総司はどこへやら
現在の総司は夜を有意義に
使えない状態になっていた。
早い話が酔いが回って
フラフラになったのである。
「うぅ。気持ち悪い…」
総司はベッドに倒れこむ。
「総司って
お酒弱かったんですね」
春が総司の傍に腰掛けながら
ため息をついた。
「あなたが
強すぎるんですよ~」
総司は涙目になる。
総司も酒に弱い方ではない。
だが春のピッチに合わした結果
久しぶりに酔ってしまったのだ
「えー。そうですか?」
春自身はケロリとしている。
「…膝枕。」
総司がボソリと呟いた。
「は?」
「頭高くしないと気分悪いんです
…春に膝枕して欲しい」
総司は顔を両手で覆い
指の間から上目使いで
春を見つめてくる。
(か、かわいい!!)
春はまたしても
総司に母性本能をくすぐられた
「しょーがないなぁ///」
イソイソと膝を折り、
総司の頭を乗せる。
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