時をこえて

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「私、死に際にあなたに 気持ちを届けたでしょう?」 「あ!はい! 凄く…嬉しかったです。」 「私も 届いて嬉しかったんですが あなたを好きな私の思念だけ 先に未来に飛ばしちゃったので 生まれ変わるとき、本体に 入り損ねたみたいなんです」 「えぇーー!?」 また、そんなややこしい。 っていうか 世界って不思議に 溢れすぎてないか?? 「ん?だったら沖田先生。 今からでも体に 入っちゃえば良いのでは?」 「それが…。」 総司が顔を赤らめる。 「この思念。 良くも悪くも強すぎて、 体に“りんく”しないんですよ」 春も意味を理解し 頬が熱くなる。 「あなたのこと 好きすぎたんですねー。」 総司が照れながら頭をかいた。
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