過去は過去でも

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総司が安心したように フーッと息をつく。 「どうですか?少しは楽?」 春はドギマギしながら声をかけた 「うん。気持ちいぃ…」 そう言って総司は目を閉じて キュッと春のスカートを握る。 春に頼りきっているその様子は まるで甘えんぼな子供のようだ。 敬語でもなくなっている。 春は優しく総司の頭を 撫でてやった。 (総司ってあんまり 人に弱味見せないから こーゆーの少し嬉しいんだよね) 春が指に、細く柔らかな 総司の髪を絡ませて 微笑んでいると… 「春~」 総司が急に腕を動かし 寝転んだまま春の腰に 抱きついてきた。 「う、わ/// わわわ!ちょ、総司!?」 「春、すき。だいすき。」 そう言いながら春のお腹の方に 総司は顔をすり寄せてくる。
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