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「はい!!」
春は声が震えないように
力強く返事をした。
「ムービーは、私が生まれ変わる
きっかけでもあったはずだし
春が大切に思ってくれるなら
それはそれで良いですから。
気にしないで下さい。」
総司が目を細めて
本当に穏やかに微笑む。
春は一気に
心のモヤモヤが晴れていく気がした。
話が一段落したところで、
土方がゴホンと咳払いをする。
「イチャついてるとこ
悪いんだがよぉ…」
「「あ!すいません///」」
春と総司は
すっかり2人の世界に
入っていたことに気づき、
慌てて土方に向き直った。
「なんでしょうか、土方さん?」
総司が先を促す。
「いや、ムービームービー言ってるが
そもそもなんでオレも
ばっちり記憶持って
生まれ変わってるんだ?」
「あ…そういえばそうですね」
総司がポンと手を叩く。
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