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「はじめまして、俺藍沢浩介って言うんだ」
「藍沢……浩介。私は白山美希、よろしくね」
俺達は笑顔で自己紹介した。
だけど、海が……
「ちょっと、いくら美希でもコウはダメだからね~!」
「へっ?もしかして、海ちゃんが言ってた彼氏のコウって……藍沢くん?」
「そうだよ~」
何を言ってたか気になったらダメかな?
でも、自分が彼女の友達にどう伝わっているか知りたくなるのは仕方ない事だと思う。
「そうなんだ……藍沢くん優しそうだから、海ちゃんにお似合いだね」
「美希ありがと~!」
やっぱりいい子だなぁ美希ちゃん。
ってな感じで俺達四人は二年二組の教室へと向かう。
教室に入ると座席表が黒板に貼ってあって、俺は廊下側の一番前、ヒーローは真ん中辺り、海は窓側……で美希ちゃんが俺の隣か。
名前の順だけはどうにもならないから、仕方ない。
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