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俺は美希ちゃんが海の友達で、成り行きで一緒に帰る事になった事を出来る限り詳しく説明した。
包丁を突きつけられながら物事を説明する事になるとは……
思ってなかったよ。
「……まぁ、信じてあげるわ」
「どうも……」
なんて危ないオバハンなんだ。今までよく罪を犯さずにやってこれたな。
いや、俺が知らないだけで実は……
「余計な事ごちゃごちゃ考えてないで、とっとと着替えな」
「はいはい」
「返事は一回で十分っ!」
「はいぃぃー!!」
もう嫌だ、家が安息の地じゃないなんて、普通じゃない。
アブノーマルだよ。
なんかどっと疲れが襲ってきて、ベッドに倒れ込んだ。
こんな時は海とメールでもして癒されるとしよう。
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