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「あの、私芸能界とか興味ないんですけど……」
「始めの内はそう言う子は多いですよ。私、これまでにも何人もの女の子を芸能界に送って来ましたけど、君はその中でも光るものがある」
この人本当にスカウトマンなのか?
そりゃ、海は可愛いし、性格も良い。
そこらへんのアイドルより可愛いのは間違いないだろう。
それに、この芸能プロダクションは聞いた事がある。
かなり有名だ。
「でも、私高校生だし、部活だってあるんです」
「えっ!まだ高校生?もしかして、彼氏も?」
「はい、そうです」
スーツ姿のスカウトマンは素で驚いてる様子だった。
そこまで驚く事かな?
「いやぁ、彼氏くんかなり落ち着いてるから、とても高校生には見えなかったよ……
うん、じゃあ今日は名刺だけ渡しておこう。それくらいは受け取って貰えないかな?」
「名刺ぐらいなら……」
「ありがとう、じゃあ彼氏くんにも」
そう言って名刺を渡される俺と海。
俺も芸能界デビューか!?
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