転校生

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麻『えぇっと…』 「竿野 淳」 麻『え?』 「俺の名前」 麻『あっ…はい!改めて宜しくお願いします竿野さん!』 淳「宜しく」 なんか… 優しそうな人だよっ 外見はあれだけど………… でも、すごいイケメンだよ! 真っ黒な髪に茶色のメッシュやってて、瞳が真っ黒でキラキラしててっ… 僕が女の子だったらイチコロなぐらいかっこいいのっ! 淳「ここ、男子校だよ。一応」 麻『知ってますけど…』 淳「お前………女みたいだな」 麻『僕は男ですっ!』 淳「襲われるな。絶対」 麻『襲われる……?』 なに? 襲われるって…… 何に?この学園には熊でもいるのだろうか。 だとしたら、確かに僕は襲われるかも。 力ないし。 なんて学園に転校してきてしまったんだ。 麻『何で熊を退治しないんでしょうかねっ!』 淳「はぁ…?」 竿野さんは気の抜けた声を出した。 麻『だって!危ないじゃないですか!危険ですよ!? キ ケ ン!!!』
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